【2020年】仮想通貨マイニングは儲かるのか?マイニングデバイスごとに比較/簡単に利益を計算できるサイトも紹介
こんにちは。一時期ブームとなった仮想(暗号)通貨のマイニング。私も数年前にマイニングをしていたのですが、使用していたパソコンのパーツが型落ちであることもあり、だんだんと利益が減ったため今では全くマイニングをしなくなってしまいました。しかし、比較的新しいGPUやCPUを用いた場合どれほど儲かるのか気になったので調べてみました。
また、ここではマイニングとは何かについては触れません。Google等で検索するとたくさん情報が出てくるので、そちらを参考にしてください。
比較方法
この記事では、一般的なパソコン向けパーツ(CPUやGPU)に関して比較していきます。今回比較するにあたって、"NiceHash"というWebサイトを使用しました。私も実際にマイニングに使用していたサイトです。
以下、リンク載せておきます。
当然ですが、仮想通貨のレート及びディフィカルティは変化します。この記事で紹介している利益等は記事執筆時点でのものです。今後この値は変化すると思うので、あくまで参考程度にとどめてください。また、電気代を設定する項目もありますが、ここはデフォルト設定のままとすることにします。
比較結果の前に
先ほどのNiceHashの利益計算画面を開くと、現時点でのデバイスごとのマイニングパワーランキングが出ているので、先にそちらを紹介したいと思います。
やはり、ランキング上位を占めるデバイスは高価なパーツばかりです。ランキングトップのGPUで一日あたり約146円、CPUだと約266円となっているようです。この時点で、儲かるか否か結果がある程度見えてしまいそうですが、もう少しほかのパーツも見ていきましょう。
※ASICとは、特定の用途のために開発された集積回路のことです。上のランキングに出ているASICはどれもマイニング特化のデバイスとなっています。この記事ではこれ以上触れません。
比較結果<GPU>
NVIDIA社製GPU
まずは、ほとんどのゲームがぬるぬる出来てしまう80シリーズから。
ちなみに、GeForce RTX 2080 SUPERおよび2080Tiの利益はこちらから。
2080と2080Tiの間にはかなり差がありますね。価格にも差がありますが...
お次はコスパが良いと言われている70シリーズ。
※以下、電気代を考慮した値ではありません。
RTX2070と2070 SUPERの比較も出しておきます。
AMD社製GPU
まずは、イーサリアム採掘に向いていると言われているRadeon RXシリーズのRX580とRX590を比較。
RX590よりもRX580の方が利益が多いことは意外でした。また、RX480とRX580の比較では、RX580の方が一日あたりの利益が2円弱高いだけにとどまっていました。
この比較サイトの下のほうの半円グラフは、 どのアルゴリズムをどれだけの割合で採掘した場合の利益かを表しています。NiceHashではデバイスごとにその時一番適したアルゴリズムを自動的に選択して採掘してくれます。
やはりRXシリーズは、イーサリアムを中心にマイニングしています。
※Daggerhashimotoはイーサリアムで採用されているアルゴリズムです。
次に上位モデルの比較
(特に言うことはありません)
比較結果<CPU>
CPUに関しては、intelとAMDそれぞれの上位モデルを簡単に比較したいと思います。
まずは、intelから。
予想通りの結果ですね。
お次はAMDについて。
コア数の多さによるものだと思いますが、予想以上にパフォーマンスが高くて驚きました。
まとめ
ここまで、いくつかのGPUとCPUが一日あたりどれほど利益を生み出せるのか見てきました。
私の結論は、マイニング目的だけで新たにパーツを調達することはリスクが高いと思いました。それなりの利益を得ようとしたとき、必要となるパーツは決して安くありません。マイニング目的で購入したパーツの費用をマイニングで回収するのは簡単なことではありません。さらに、パーツの購入費用だけでなくマイニングをするためには電気代もかかります。これらを総合して判断すると、現時点でゲーム用途等で所有しているハイスペックなマシンをお持ちの方は、パソコンを使わない時間帯にマイニングさせておくのがベターかなと思います。もちろん、その際は電気代も考慮することをおすすめします。
最後に私事で恐縮ですが、この記事は人生初の投稿です。もし参考になったという方がおられましたらブックマーク、いいな等していただけると幸いです。
最後までありがとうございました。